【人間関係】好き嫌いが決まる理由 単なる思い込み、過去の1度だけの出来事が原因で論理的な理由はない【心理】

ひとりごと
博士
博士

皆さん、好き嫌いはありますか?

キヨサキ
坊主

野球が好きです

mike
肉男

ほうれん草がきらいです

博士
博士

その理由はなぜですか?

キヨサキ
キヨサキ

んー。

mike
肉男
 

まずいから?

皆さんは好き嫌いはありますか?1つくらいはきっとあると思います

ではその理由をはっきりと答えることはできますか?

この記事では、人の好き嫌いにまつわるちょっと興味深い実験と僕が考えたことを書いていきます

もし周りの人が好きだったり嫌いだったりで人間関係に悩んだら、人の好き嫌いってこんなにあいまいな感じで決まってるんだと思って悩むのをやめましょう

好き嫌いの理由は後付け?

誰にでも好き嫌いはあると思います。好きな色、好きな食べ物、嫌いな人、嫌いな季節。

でも、その理由を言葉で説明しようとすると、なかなか難しかったりします。

説明できたとしても、それが本当に正しい理由なのかというと、微妙なところです。

説明を求められると好き嫌いの選択が変わる

こんな心理学の実験が行われました。

実験
被験者は二つのグループA、Bに分けられそれぞれ、見せられたポスターの中でどれが好きかを聞かれました。そのとき、A、Bのグループには次のような条件の違いがありました。
 
A:何も考えずに好きなポスターを選ぶ
B:好きなポスターを選び、それが好きな理由を説明する

Aのグループは見た目のきれいな絵が書かれているポスターを選び、Bのグループは文字が書かれてあり、ポスターの伝えたいことがわかるようなものを選ぶ傾向がありました。

そして、そのポスターについて数か月後に各被験者に聞くと、Aのグループはポスターが好きだと答え、Bのグループは好きではないと答えました。

このように、好き嫌いの理由の説明が必要となると、人は直感的な思考よりも論理的な思考が優先されて、好き嫌いの理由が説明しやすいものを選んでしまうようです。

自分の気持ちを本当に自分で理解できるのか

私たちは、前述の実験のように好き嫌いの理由を考えながら、物事を選択することはあまりありませんが、もし、自分の好きなもの、嫌いなものの説明をするように言われても困ってしまうと思います。

例えば、好きな色が青色だったとして、その理由に対して、涼しそうなイメージだから、心が落ち着くから、みたいな理由を並べることはできても、それが本当の理由なのかは疑わしいです。

自分が意識することができるのは表層的な部分だけで、より深い無意識の領域には自分で意識して踏み込むことはできません。

もしかしたら、小さいころから刷り込まれてきた何かしらのイメージから好き嫌いが決まっているかもしれません。

好き嫌いの争いは無意味

私がよく見る好き嫌いの争いとしては、きのこの山派とたけのこの里派の争いです。

どちらもビスケットにチョコのコーティングがされているお菓子で、ほとんど同じお菓子なのに、人によってどちらが好きか決まっている場合が多いように思います。

理由として、どちらの方がチョコが多いから、とか、チョコの味が違うからという意見が挙げられている場合もあるようですが、それらも後付けで、本当の理由は”なんとなく”と表現するのが一番正しいのかもしれません。

”きのこたけのこ論争”のようなことなら、話のタネにするなら面白いですが、あまり真剣に人の好き嫌いを否定したり、自分の好みが正しいと主張するのは意味がないかもしれません。

どの好き嫌いも論理的な根拠を正確に説明することは誰にもできなくて、”好きだから好き、嫌いだから嫌い”というのが本当のところなのかも。。

感想

この記事を書いていて思ったのが、いろんなものの評価についてです。

昔の芸術家や音楽家、現代なら音楽グループやお笑いなどもそうですが、作品が高く評価される人、売れる人とそうでない人がいて、それぞれ、作品のいい点、悪い点の批評がされることもありますが、その評価も、もしかしたら評価する人の本当の感覚を表しているのではなく、後付けなのかもしれないですよね。

もっと、自分に関係あるところでいくと、仕事の資料の作り方の上司の評価も、なんとなくここがよくないというわけにも行かないから、言葉にしやすい部分に注目しがちになってしまうこともあるのかもしれませんよね。

一見論理的に導き出されているような答えも、いろんな人の”なんとなく”で作られているときもあると思いました。

だから、自分が直感的に一番好きだと思った選択をすることも時には必要なんだと思います。

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