組織が継続的に成長していくために仕組みや記録への蓄積が必要

僕は下っ端会社員で組織を上からコントロールしたりするような立場では全くなくて、そんな経験もないんですが、組織が成長していくために思うことを書いていきます

テセウスの船のようになってはいけない

テセウスの船という逸話を知っているでしょうか

偉大な航海に成功したテセウスさんの船を人々は大事に残していこうとしました

船の老朽化してきた部分は部品を交換したりして大事に管理していました

長い年月がたって、部品が置き換わった時この船は航海をしていたテセウスの船と同じ船といえるでしょうか

というのが、テセウスの船の逸話です

組織にも同じようなことが言えると思います

人の入れ替わりはどうしてもあります

新しく会社に入ってくる人がいればやめる人もいるし、部署の移動もあります

10年前とある部署のメンバーがほとんど入れ替わってしまうこともあると思います

10年間でそのときにやらなければならない仕事は当然やるのですが、ノウハウの蓄積がされないと同じ事の繰り返しになっています

10年後には10年前よりも組織として能力が高まっていなければいけないのに人がいれかわるごとに知識が流出して、それを残ったメンバーが何とか埋め合わせてその繰り返しではなかなか成長できません

仕組みや記録に失敗したことや新しい発見を入れ込む

失敗してそれを解決したことや新しい技術を開発したことを人の知識としてだけ残していては、人に依存した組織になってしまいます

キーパーソンがいる間はそれでもいいですが、その人がいなくなるととたんに今までできていたことができなくなってしまいます

これからの仕事は今までできていたことの上に新しいことを積み重ねていかなければいけないのに、それができなくては組織が成長していきません

人の知識に依存するのではなく、これまでの経験を仕事の仕組みに入れ込んで同じ失敗をしないようにすることだったり、優れた考え方は書き物として残して後から来た人が同じことをできるようにしていくことが必要です

日々の業務に追われてこういった将来に向けた活動はおろそかになりがちですが、小さなことの積み重ねがあとあと大きく聞いてきます

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