あなたはモノの価値がわかる人ですか?違いがわかる男 ashi沢たかおです
”違いがわかる男”というコーヒーのCMが昔ありましたが、”違い”は比較対象があればわかります
でも絶対的なモノの価値を判断することって難しい気がしませんか?
ひとは同じカテゴリーにあるもの同士を比較することで個々の価値を判断しています
比較対象があることで選択が相対的に簡単になります
そんなものを選ぶという僕たちの思考について考えてみましょう
比較対象がないと選べない
あるメーカーが新開発の家事手伝いロボットを50,000円で発売しました
しかし全く売れる気配がありません
その理由の1つとして考えられるのがコントラスト効果です
これは僕たちが同じカテゴリーにあるモノ同士を比較することで、個々の価値を判断していることを意味します
現状では家事手伝いロボットには競合がなく、50,000円の1種類しかありません
コントラスト効果を念頭に置くと、顧客は同じカテゴリーで比較できるものがないため、その製品がいいのか悪いのか判断できません
そこで、比較が簡単にできるように、若干機能を高めた75,000円の家事手伝いロボットを発売しました
新たな製品が投入されたことで、顧客は比較が可能になりました
同様の事例はアメリカのメーカー、ウィリアムズ・ソノマのパン焼き器で実際に起きており、高価格帯の機種が登場することで、急に低価格の機種が売れ始めたのです
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