ソシャゲの課金をやめられない4つの理由 ログインボーナスの呪縛から逃れるために

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  • より楽しくソシャゲと付き合っていける

なぜあんなに課金してしまうのか。ソシャゲの魔力

スマホの普及とともに、ソーシャルゲームアプリもどんどん普及し、テレビCMも家庭用ゲームと同じくらい見るようになりました。

最近では、ポケモンGOが子供だけでなく大人の間でも大流行し、社会現象となりました。

なぜ、あんなにもソシャゲにはまってしまうのでしょうか。人によっては何十万円も課金して、ガチャをひいてしまう場合もあります。

人をひきつけるソシャゲの仕組みについてまとめてみました。

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リテンション効果

リテンションとは、既存顧客の関係を維持していくためのマーケティング活動のことです。

ソシャゲに当てはめると、すでにゲームアカウントを毎日ログインしてもらうための仕組みのことです。

マーケッティング用語に1:5の法則というものがあり、新規の顧客を獲得するためには、既存の顧客の5倍のコストがかかるという法則があります。

ソシャゲの場合でも、新しいゲームを始めるためには、プレイする側としては、エネルギーを要します。ゲームのシステムを理解したり、チュートリアルをこなしたり。

そのエネルギー障壁を超えて、新規のプレイヤーに遊んでもらうためには、たくさん広告をうったり、ガチャ無料キャンペーンなどの施策を行う必要があり、コストがかかります。

そんなわけで、既存プレイヤーをゲームにつなぎとめておくことが運営側としては重要なのです。

リテンション効果を生み出すためのシステムとして、メジャーなのは、ログインボーナスでしょう。

どんなゲームアプリにも1日の最初にログインしたときにもらえるボーナスがあります。

毎日同じものがもらえるわけではなく、5日ごとにガチャを引くためのチケットなどのレアアイテムがもらえて、それ以外は、そこまでいいものはもらえません。

そのため、少しでも早く強くなるためには毎日ログインして、レアアイテムを早くもらえるようにする必要があります。

私の友達の中には、ほとんどプレイしてなくてもログインだけはするという人もいました。

他にもデイリーミッションとして、比較的簡単な条件をクリアすることで、アイテムがもらえるというシステムもあります。

こんな風に毎日ログインしてもらったり、少しずつでも継続的にプレイしてもらう仕組みをつくることで、既存プレイヤーをつなぎとめているのですね。

サンクコスト効果

以前、このブログで書いたこの効果が、ソシャゲにはまってしまう原因にもなっています。

サンクコスト効果は、それまでにかけたお金や時間にこだわってしまい、将来にむけて正しい選択ができなくなってしまう効果のことです。

ソシャゲでは、長い期間プレイしていると飽きてくることもあります。しかし、それまで育ててきたキャラや、ゲーム内の自分の地位などがもったいなくて、なかなかやめることができないことがあります。

課金をしていればなおさらです。課金でたくさんガチャを引いてやっと当てたレアキャラや、強い装備をもっているのに、アプリを消すことは、お金を使って築いた”資産”を捨てるようなものなのかもしれません。

また、レアキャラがガチャで出やすくなるキャンペーン中に、一番のレアキャラが出るまで課金してガチャを引く人がいますが、これもサンクコスト効果の影響です。

課金をしてガチャを引いて、欲しいキャラが出ないと、課金をやめられないのは、”次にもう一度回したら出るかも””出せなければ、今までの課金したお金が無駄になってしまう”と考えてしまうからです。

実際のガチャの仕組みがどうなっているかはわかりませんが、ガチャをひけばひくほど、レアキャラがあたる確率があがると明記されているゲームを、私は見たことがありませんが、それでもガチャを引いてしまうほどサンクコスト効果は強力です。

保有効果

 自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる心理現象のことです。

自分のもっているキャラであったり、獲得した地位であったり、もっていることで喜びを感じる要素がゲームにはたくさんあります。

ポケモンGOでは、この効果が特に強いように思います。

特定の場所に行かないとゲットできないポケモンや、なかなか出現しない珍しいポケモンなどはもっているだけで友達に自慢でき、満足感につながります。

また、図鑑を全部埋めるという要素も保有効果を強化しているように思います。さらに、ときどき新しいポケモンが増えるので、そこからまた、図鑑を埋めるためにゲームを続ける、という形で終わりがありません。

同調効果

自分の意見や信念を曲げて多数に従うことを集団への同調と呼びます。集団で生きる動物である人間は、本能的に同調するのがよいと考えてしまいます。

学生にとっては、この効果は絶大です。

友達みんながやっているゲームを自分だけやっていないと会話に入ることもできないときもありますし、複数のプレイヤーで協力プレイするアプリは、誘われる機会も多く、やってみようという気になりやすいです。

まとめ

ダウンロード自体は無料でも、そこから利益を生み出すために、ソーシャルゲームに様々な工夫がされていることがわかってもらえたと思います。

大人気コンシューマーゲームを作った人でも、スマホゲームを作る職場にいったときには、”ゲームの作り方、わかってます?”と言われていたということもあったそうで、ただゲームとしておもしろいものを作るだけでなく、長く顧客をつなぎとめて、お金を落とさせる仕組みがソーシャルゲームには必要なようです。

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